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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/21(木) 23:31:36.19 ID:a3rmlvHC0
去年の秋、日本最後の秘境と言われる雲の平に行ってきました。

ゆっくり書いていこう思います。





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4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/21(木) 23:35:52.02 ID:M0KnKetu0
じいちゃんに会いに秘境に行ってきた。

事の始まりは去年の5月。俺は京都での修行を終え、久しぶりの実家でぬくぬくしていた。
実家はいいなー!と、買ったばかりのスマホで大好きな地図をだらだら見ていると、親父がこういった。
「雲の平ってとこ、見れるか?」

「それって場所のこと?どこにあるの?」

「高瀬ダムの富山側かなぁ?行ったことないからわからないけど、
昔爺ちゃんがよく行ってたんだよ。」

俺のじいちゃんは地元では有名は方だ。(自慢)
もう死んでしまっていないのだが。
何が有名かっていうと、いろんな仕事をやっていた、だから人脈がとても広い。
どこへ行っても、俺の苗字をいうと、ああ!あのじいちゃんのとこのお孫さんか!(たまに息子の親父と間違えられる。)
って、なる。地元の人はみんなじいちゃんを知っている。
そんなことがあって、俺の目標というか、こうゆう人間になりたい!ってのが
「じいちゃんみたいになること」
俺も地元でそんな人になりたいというか、みんなの記憶のなかに生きている。
それがとても心地よかったし、嬉しかった。
有名になりたいとかではなく、器用な人だったし、いろんなことやって、
みんなの仕事の役になったというか、仕事を教えてたりしてたらしい。




6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/21(木) 23:42:24.15 ID:M0KnKetu0
「雲の平?山小屋?山にあるの?地名?なんだろう?」

詳しくはwikiを見てくれ!


「ふむふむ!日本最後の秘境か!なんでそんな場所に行ったの?」

父「じいちゃんは昔、製材屋さんで山小屋を作りにいったんだって」
 「何日も、何日もかけて行っては帰ってきて、行っては帰ってきてさ」
 「その帰りの土産に持ってくる一斗缶の中にいっぱいの岩魚が入っててな!塩漬けされてるんだけど、
 それがまたうまいわけよ!」
 「あまりにたくさん獲ってくるもんだから、入りきらない分は登山者に売ってたらしいよ」

「ふむふむ!なるほど!仕事の帰りに大好きな釣りをして、岩魚を獲ってくる!ただでは帰ってこないのが、さすがじいちゃん!」

「よしっ!決めた!俺もここに行く!じいちゃんの足跡をたどってみたい!
俺もじいちゃんが見た景色を見たい!!!山小屋の人ならまだ、じいちゃんの話聞けるかも!


そうゆうわけで、日本最後の秘境と言われる、雲の平に行ってきた!




雲ノ平は祖父岳火山により形成された。黒部川の本流とその支流岩苔小谷に挟まれた標高2,500~2,700mの日本で最も高い位置にある溶岩台地である。
池塘と岩が点在する高山植物の宝庫であり、それぞれ○○庭園と名付けらた庭園がある。
北アルプスの最深部に位置するため、どの登山口からでも当日中にたどり着くことが困難である。日本最後の秘境と呼ばれる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/雲ノ平




10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/21(木) 23:51:49.42 ID:M0KnKetu0
2012年9月3日 早朝 5時

俺の仕事都合上、そして、じいちゃんの話を聞くために雲の平のオーナーに会わなければならないため、時期は9月になってしまった。

この登山の目的は、じいちゃんの見た雲の平に行くこと、そこまで一日で行くこと(何日も休みがとれなかった)、山小屋のオーナーに会ってじいちゃんの話を聞くこと。
そして、帰りに日本最奥の秘湯、高天原温泉に浸かること、そして、そしてあわよくば伊藤新道を通って帰ってくることを目標に設定した。

まずは、登山口に行くため、高瀬ダムに向かう。七倉ダム→高瀬ダム→登山口「ブナ立尾根」
七倉までは親父の車で、そこから先は東京電力管轄の道路になるため、あいのりタクシーに乗ることになる。

七倉ダムにつくと思ったより登山客がいっぱい。
しかも、結構ご年配な方々。がんばってんなー。
天気は気持ちのいい晴天!だから、人がこんなにいるのか!




11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/21(木) 23:56:59.85 ID:M0KnKetu0
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12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 00:04:14.65 ID:PE/hR0kh0
タクシーの順番が来て、さっそく乗る。
相乗りすると安くなるから一人客の兄ちゃんを乗せて、しゅっぱーつ!
ちなみに、今回の登山は一人では無理なので、会社の友人でもある、山男さんを同行者として連行した。
この、山男のおかげで今回の登山を無事に終えられた。
なぜなら。。。今回の登山で必要なのはスピードだからだ。。。。

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15分くらいで七倉ダムに着く。
天気は快晴!ダムの湖が見渡せて気持ちがいい!
今から、あの見渡す山の奥に行くのだ。という考えるとちょっとやばい。

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ここからは登山道が2パターンある。
今回、俺たちは日本アルプス三大急登の一つ「ブナ立尾根」から登ることした。
今回の登山ルートは山男が設定した。ここが本当にきつかった。

登山口に向かい、橋を渡る。




13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 00:12:23.17 ID:PE/hR0kh0
7時21分 ブナ立尾根 登山口入口

ここが、三大急登のブナ立尾根か。。。
たしかに、樗の木がたくさんだ。

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よしっ!!登ってやる!登って俺はじいちゃんの足跡を辿るんだ!!(ここを通ったかは知らないけど)

登り始めて1時間。
本当にきつい!!!!やばい!!足が悲鳴をあげてる。
登ってきた道を見ると、本当に傾斜がすごい!
斜度が半端ない!もう、足を滑らせたら滑り落ちるレベル。
もうひとつの燕の急登も登ったが、あんなもんじゃなかった。
汗も半端なく落ちる、落ちる。雨みたいに落ちる。

山男「そんなんじゃ、つきませんよー!」

俺のペースメーカーの山男がヤジを飛ばす。
わかってるよ!わかってるけど、あんたスピードはやし、これは辛すぎだって!!
登ってる途中、なんで俺こんなことしてるんだろう?
なんで辛いめにあわなきゃいけないんだろう。
なんか悪いことしたかな?俺。
なんて、考えてた。それくらい、これは拷問。

しかし、途中で何度も水分補給をしながらなんとか、登り終えた!

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左の青い袋は今回、山荘の人たちへのお土産。
ヴァンデフランスのチーズパン。




14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 00:18:27.26 ID:oYYQgoYz0
頑張れ




17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 00:21:56.60 ID:PE/hR0kh0
>>14
ありがとう。頑張ります。

画像うまく貼れなくてごめんなさい。




16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 00:20:47.28 ID:2zSdFgBd0
リンクの貼り方教えてやれよじいちゃん




15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 00:19:55.55 ID:PE/hR0kh0
9時42分 烏帽子小屋に到着。

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約2時間で登り終える。
実はこの急登は登山マップで見ると6時間かけて登るのだそうだ。
そりゃ、辛いよね。はやすぎ。

俺が山男を同行者として選んだ理由。
それは、「登るスピードが半端なく早いこと」
今回の雲の平は地図上のトータルの登山時間が12時間を超えていた。
どのルートで行っても、街からでは一日で着けない。wikiにそうかいてあったのはそうゆうこと。
だけど、俺の場合、仕事の関係もあるし、何より、だったら一日でついてみてぇ。なんて思った。
だから、多少辛くても、山男のペースにあわせて登るしかない。


もう、ここまで来ると富山県になる。
歩いて県を超えるなんて初めてかも!

稜線の上にくると、雨が激しくなってきた。
せっかくの登山なのにびしょびしょで山小屋につきそうだ。
天気が晴れていたら、あたり一面は絶対に綺麗に違いない。
よりよってこんな日に。
俺は雨男なのだろうか???

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18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 00:29:39.55 ID:PE/hR0kh0
途中で見た、タヌキ岩。何がタヌキなんだろう?

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急登を登り終えると、ここから稜線をたどっていく。
稜線上は雨風をしのげるものが何もないから、ダイレクトに雨と風を身体で感じた。
自然は本当に壮大で雄大で怖いものだ。
下界と環境が全然違う。気温も空気も雰囲気も。

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途中で昨日買った練乳を補給。
疲れた体には甘いものがちょうどいい。

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かっぱを着ているが風も吹いていて、もう体中びしょ濡れ。
ここまでくると、動いていないとカラダが寒い!!

ここで、石室を発見!しばし、小休止をとる。

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石室をでて、しばらくいくと野口五郎小屋に到着。




19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 00:33:56.69 ID:PE/hR0kh0
11時30分 野口五郎小屋着

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山男「お昼時間ですなー。」
ということもあり、ここで山といったらカレー!とカップヌードルを食べる。
山の上で食べるご飯はうまい!体がびしょ濡れでなければ。(シャワー浴びたい)
冷たい体にアツアツのカレーが染み入るようだ。登山っていいな。山っていいな。
山男といるとご飯以外は休憩をあまり取らしてくれないので、ここで着替えやトイレをすます。




20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 00:39:19.67 ID:PE/hR0kh0
しばらく歩いて

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山の祠を見つける。

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どうか無事に帰って来れますように。


12時30分 野口五郎岳 到着

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驚異的なペース。ここまで、何人の登山者を抜かしたか。
恐るべし、山男!!




21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 00:44:20.34 ID:PE/hR0kh0
真砂岳分岐に到着。

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本当は向こうから来る予定だったけど、山男が三大急登を登って制覇したい!
との、ことでこっちのルートになった。とほほ。(あっちの方が坂は緩やか)

てくてく、歩いて。。。

14時 水晶小屋 到着

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なかなか味のあるような佇まい。いいですなぁ。

小屋についても特にやることはないので、水だけ飲んですぐ出発。
この水晶小屋、明日にでも寄ってみたいな。

ここから、カメラに水滴が入り全部霧がかかったようになる。
なんでこんな日に限って雨風が。。。
自分の運のなさに嘆く。ああ、雨男は辛いよ。。。




22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 00:48:52.90 ID:PE/hR0kh0
ひたすら、稜線と小さい山というかコブみたいなところ超えていく。

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ああ、晴れていたらもっといいのになぁ。。

山小屋チェックインを16時を目標としていたため、山男は走る。
それについていかなければならないため、俺も走る。
もう登山じゃない。トレランだ。足元注意。


ワリモ北分岐、という場所まできた。

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ここでようやく、雲の平という文字が見える。
あと、もう少しだ!
はやく、雨風を凌ぎたい。暖かいお茶でも飲みたい。
布団でぬくぬくしたい。




23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:00:09.89 ID:PE/hR0kh0
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木でできたハシゴを登る。
すべらないように慎重に。。。

15時 祖父岳 到着

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岩を積み重ねたピラミッドがあちこちに見える。
安全祈願?道しるべのため?

ここまでくれば、あとは下るだけ。
もう山登りは十分。満足。笑
もうマジでびしょ濡れだよ!!!
下ってる途中でガスが晴れてきた。
目の前が少しだけ晴れてきた。。。
これが雲の平だ。
雲の平が出迎えてくれているようだった。
これが雲の平か。。。。とても、幻想的だった。
なるほど。日本最後の秘境という場所だけはある。
とても、綺麗だ。言葉がでない。
遠くまで続く綺麗や山々。
美味しそうな、綿あめみたいな雲。




24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:05:02.16 ID:PE/hR0kh0
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めちゃくちゃ綺麗だった。

奥に見えるのが水晶岳。

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この山ものちのち、俺を苦しめる。

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この木道をたどっていけば、もう少しで山荘だ。

今まで山男が先頭だったが、誰よりも山荘を見たいがために俺が先頭をいった。

あともう少し。
あともう少し。
あと少し。

見えた!あれが雲の平山荘だ!!!




25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:08:09.28 ID:PE/hR0kh0
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16時17分 雲の平山荘 到着

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歩き始めて約9時間。
ようやく山荘についた。
もうびしょびしょ、足は疲れた。

ほんとうに一日でつけた。やれば出来るじゃん!!!

ここがじいちゃんがいた雲の平か。。。
じいちゃん見てるか?あんたの孫が今、同じ場所にいるんだよ。

山荘は一年前に立て替えたらしく、外もピカピカ、中も木の香りがまだ残っている。
とても綺麗だ。素晴らしい。
木のぬくもりがこんなに暖かいなんて。。。
何時間も、何時間も登って、越えて、ここにたどり着くのはかなり大変だ。
しかし、この場所に来る価値は絶対にある。

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26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:12:47.34 ID:PE/hR0kh0
ロビーみたいな場所に先代の山荘に使った製材機用のエンジンがあった。

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これをじいちゃんが使っていたんだ。ちょっと感動。てか、だいぶ感動。

昔は歩荷がこのエンジンを分解して、背負ってこんな場所まで運んだ。
こんな重いもの、絶対に持てないよ。自分のザックだけで十分辛いもん。笑
昔の人は凄すぎ。

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食堂。ここで朝、夕御飯を食べたりする。

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今夜の布団。繁忙期は一枚の布団に3人寝るらしい。
俺には絶対に無理。




28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:16:31.54 ID:PE/hR0kh0
ご飯を食べている時にオーナーに会った。
じいちゃんより、二つ年下のオーナーだ。もうすぐ90歳だ。
この人が俺が会いたかった人。会えてよかった。
「どうも、はじめまして。じいちゃんの孫です。」

「おお、そうか。こんなところまでよく来たね。」

俺たちはオーナーにたくさんの話を聞いた。
当時の山小屋建設の写真があって、それも見た。
うちのじいちゃんは写っていなかった。ちょっとショック。
うちのじいちゃんたちの仕事のこと、この雲の平を見つけたこと。
よく山小屋が風で飛ばされて、たくさん修理したこと。
熊の被害がよくあること。。。
そして、伊藤新道をつくったこと。

話のいいタイミングのところで伊藤新道に行きたいことを伝えた。
オーナーのじいちゃんはおお!そうか!行きたいか!と言っていた。
しかし、オーナーの息子さんがこういった。(山小屋の実質的な経営者はこの人)




30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:20:55.97 ID:PE/hR0kh0
「山の経験はあるのかい?」

「そんなにないです。。。」

「クライミングや渡渉、沢登り経験はあるかい?」

「釣りで多少はありますが、本格的なものは。。。」

「じゃあ、やめときな。命の保証はない。君が行って死ぬ確率は60%だ。」

「・・・・!!!」

「素人が行くところではない。今は整備されていないし、おすすめはできない。それに、君は装備を何一つ持ってない。諦めるんだ」

「・・・・・」

「そう落ち込むな。まだ若い。チャンスはまだある。経験をたくさん積んで、挑戦しなさい。伊藤新道は逃げはしないよ」

「・・・はい。」




31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:27:38.74 ID:PE/hR0kh0
伊藤新道はもうすでに廃道レベルで、この道のプロか、道を熟知したベテランしか通ることができない。
クライミングの技術が必要だし、バリエーションルートを行く力、そして川を渡る渡渉の技術。
問題は川で何度も橋を作ったそうだが、岩から出る火山ガス(たぶん硫黄とか?)の影響で
鉄はすぐに錆てしまい、ロープも土石流のせいですぐ流される。
とにかく危険ということだった。

この登山で知ったのが、自然の雄大さ、山の怖さ、人の温もり、そして命のありがたさ。
息子さんの言葉に返事しかできなかった。まったくその通りだった。
自分の山へ対する甘さ、未熟さ、幼さ、そして軽率さ。
そして、悔しさ。悔しい、悔しい、悔しい。
自分の持てる力をすべて出し切って、出し切って、ここまで来れた。
どうやら、ここまでらしい。ここから先、この人のアドバイスを振り切って伊藤新道に行ったら死ぬな。
確実にそう感じた。遭難して死にたくはない。
まだ、死ねねぇよ。悔しいがここは出直そう。
来年また、修行して、出直そう。
僕のなにかに火がついた。




32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:29:57.06 ID:PE/hR0kh0
2012年9月4日 朝 6時

オーナーと息子さんにまた来年も来ます。
もっと、もっと大きくなって、経験を積んでまだ来ます。
そしたら、伊藤新道に挑戦します!って言って山荘を後にした。
オーナーの奥さんが、楽しみにして待ってるよ。気をつけてね!と言ってくれた。

人生に目標があるのと、ないのとでは充実感、達成感が違う。
じいちゃんの足跡をたどってきたら、自分の挑戦みたいになってしまった。
じいちゃんは俺に試練や挑戦を与えてくれるらしい。これも何かの縁のようだ。
ありがとう、じいちゃん。




33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:32:10.03 ID:PE/hR0kh0
「伊藤新道いけなくなっちゃいましたね。。僕が未熟なばっかりに申し訳ない。。」

山男「いえいえ、気にしなくていいですよ。また来年があります。頑張りましょうね」
「さて、今後のルートを考えたいと思います。新道にいけないのなら、今日思い切って帰っちゃいましょう。
「会いたい人がいるので。。笑」

「・・・・(女か)???」


本当は伊藤新道を通って、その先にある晴嵐荘にもう一泊しようという計画だったが変更。
高天原温泉→水晶岳→水晶小屋→通ってきたルートをルートして定めた。
地図上でざっと13時間以上。。。トホホ。また今日も走るわけですね。
もう筋肉痛なんですけど。。。

「温泉ありますよ!日本の秘湯ですよ!滅多に入れませんよ!」

「・・・はい。」




35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:36:07.34 ID:PE/hR0kh0
ほぼ、というか、全部山男の設定したルートを行く。
すべて山男レベルの体力と技術、スピードでルートを設定しているため
素人の俺にはやや、だいぶ、かなり、きつい。

だけど、秘湯に入れるのであれば頑張れるかな?
結構興味あるし、温泉だし!
温泉大好き!!




36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:40:48.51 ID:M9YU/HmX0
温泉つきの山小屋は数えるほどしかないからなぁ




34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:35:29.07 ID:M9YU/HmX0
スレタイに登山っていれとけば伸びたのに勿体無いな




37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:40:58.54 ID:PE/hR0kh0
>>34

見てくれた人にわかればそれでいいです。
これも何かの縁ですし。

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山荘を出発して、高天原分岐にくる。
あっちに秘湯がある!!
混浴!混浴!!(混浴じゃないとあとで知った)

雲の平の林を抜ける。

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とても幻想的。もののけ姫に出てくるみたい。
ここから、木を伐採して山小屋を作ったらしい。
立派な天然の木がたくさんある。とても癒される。
林のいたるところに伐採した木が倒れていた。
製材屋が選定して、落選した木たちなのだろうか。
じいちゃんもきっと、ここで木を切っていたに違いない。




38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:44:00.35 ID:PE/hR0kh0
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ちなみに雲の平山荘の朝食弁当。
岩魚の甘露煮。
これがめちゃくちゃうまかった。
じいちゃんが釣った岩魚もこんな形ふうだったのかな。
野生で天然のイワナは姿がスタイリッシュ!
養殖はほんとにだらーっとした顔つきをしている。これはマジで。




40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:46:06.97 ID:PE/hR0kh0
7時40分 高天原山荘 到着。

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ここはランプの宿として有名な宿だ。いつか泊まってみたいな。




39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:45:15.05 ID:qGeEwp+o0
良スレな予感
あとでちゃんと読む




41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:48:17.66 ID:PE/hR0kh0
>>39

ありがとう。あとでココアでも飲みながらゆっくり見てよ!
ひたすら書いていくからさ。笑




42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:55:33.50 ID:PE/hR0kh0
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8時 日本最奥の秘湯 高天原温泉 到着

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ここが!ここが!最奥の秘湯ですか!温泉ですか!温泉の匂いがぷんぷんする!!

お湯は単純硫黄泉かな?硫酸の匂いがすごい。
酸化した湯が白濁して素晴らしい!いい湯とはまさにこのこと。
さっそく入ってみる。めちゃくちゃ気持ちがいい!!
天国だ!
湯に入ると下に湯の花がたくさん溜まっていた。
来たかいがありますよ。ほんとに。




47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 01:59:00.41 ID:PE/hR0kh0
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奥の掘っ立小屋みたいのが、女湯。

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十分に温泉を堪能したところで、いざ次は水晶岳に向かう。

温泉に入ったのにまた、汗をかくとは。うーん。。。




48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:06:28.00 ID:PE/hR0kh0
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温泉頭の沢に到着。標高差900mを一気に登った。


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さすがにね、若いけどね、これはつらいよ。やばいって。笑

山男「辛そうですね。休みますか?」

「・・・いえ。結構です。」

山男「そうゆうと思ってました。」

「・・・(中々、言ってくれるじゃないの。)」

認めればなんか負けた気がする。負けたくない。
てか、大丈夫だし、余裕じゃないけど余裕だし。ふん。(意地)




49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:09:30.53 ID:PE/hR0kh0
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11時 水晶岳(日本100名山) 到着

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温泉に入ってリラックスした体にはマジでしんどかった。
足がガクガクになった。おまけに、風と霧が猛烈に激しい。寒いでしょこれ!!
絶対風邪ひく!風邪ひく!レベル!これ!ダメ!絶対!

風に乗ったガスが何度も俺たちに向かってくる。
なんなんだ。この気候は。グランドラインかよ。。。




51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:15:38.13 ID:PE/hR0kh0
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山頂につくと目の前に白いものが何回か横切った。
なんだろう?湯の花?んなわけない。

冷たいな。冷たくて白いな。。。

雪だ。

ちょっと、山男さん!ここ雪降ってますよ!
今9月ですけど、雪降ってますよ!

里はまだ残暑が残っているというのに山ではもう雪が散っていた。
自然は本当に神秘的。

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50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:15:14.45 ID:2rXBkamq0
星が綺麗そう




52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:21:10.78 ID:PE/hR0kh0
>>50

そう。星を眺めながらウィスキーを飲むなんて最高だよ。

本当は朝日とか見たかったけど、どっかの俺は雨男だから見れなかった。



11時30分 水晶小屋 到着。

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昨日寄りたかった水晶小屋に寄った。
中はこじんまりして、なかなかのいい雰囲気。
クラシックな山小屋な感じ。
そこで、さっき通った高天原山荘で働いていたという女の子に出会った。
歳が同じで話が盛り上がった。
山での出会いはとても素晴らしい。
出会いを求めたれば山にいけばいいよ。笑




53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:27:07.32 ID:PE/hR0kh0
昨日来た、稜線をひたすら戻る、歩く、走る。

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歩く、走るの繰り返し。
もう、ここまで来ると段差が厳しい。
足が上がらない。衝撃がほんとに膝にくる。笑
年寄りの気持ちがよくわかる。

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今日は昨日に比べて雨もない。ガスは多いけど。
稜線が綺麗だ。ほんとうにここを歩いてきたんだ。
ちょっと信じられない。
人間ってほんとすごい。こんなちっぽけな体で
こんなに大きなところを歩いてる。
人間に秘めたエネルギーは半端じゃない。

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54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:32:40.44 ID:PE/hR0kh0
野口五郎小屋 到着

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昨日、カレーを食べた小屋に到着。
なんか昨日見たのに久しぶり。
だけど、今日は山男さんが会いたい人がいるから立ち寄れないんだ。
雨雲も後ろに来てるから(マジで)ちょっと急ぐよ!ばいばい!
また来年!

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烏帽子小屋もすっ飛ばして、かっ飛ばす。
誰かに会いたいと思うパワーは力強い。
山男さん、あなたは一体誰に会いたいのですか?笑

山男は走る、その後ろに僕も走る。




55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:35:34.50 ID:PE/hR0kh0
17時 ブナ立尾根 登山口 到着

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歩いて11時間。ようやく帰ってきた!!やったぁー!
肉食べよう!風呂入ろう!着替えよう!!
もう、足はガクガク。服はびしょ濡れ。
止まったら、まともに歩けない。
動け!俺の足!!
正直、ここまでの記憶は曖昧だ。あまり覚えてない。
それほど、本当に疲れた。




56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:39:13.28 ID:PE/hR0kh0
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帰り道、人の顔をした岩を見つけた。
ちょっとこれは不気味。

なんだかんで、無事に七倉ダムまで帰ってきました。
あと、1時間くらいで日の入り。危ない、危ない。

こんな感じで、じいちゃんの足跡をたどってきました。
怪我もなく、事故もなく無事に帰って来れました。
これも、きっと、じいちゃんのおかげだと信じてます。




57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:48:24.65 ID:2rXBkamq0
GJ(グレートじいちゃん)




58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:49:28.30 ID:PE/hR0kh0
>>57

ありがとう。
大変だったけど、楽しかった。
楽しかったけど、大変だった。

登山はいいよ。よかったら登山してみてね。




59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:50:29.39 ID:2rXBkamq0
うん
春から登山するよ
星を撮るので少しでも空に近づきたい




60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:52:29.33 ID:PE/hR0kh0
>>59

俺もまた今年、雲の平いくんだ。

これをきっかけに、槍ヶ岳とか縦走したり、剣岳いってきたから
またタイミングあったらスレ立てるよ。

星はいいよね。
今の時期だったら奥志賀高原がオススメだよ。
星がすごい綺麗だよ!




61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:55:46.63 ID:2rXBkamq0
槍とか良いなあ
これはネットにあった常念岳の写真だけどこういうの撮りたい

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奥志賀高原か
ありがとう




63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 02:59:11.54 ID:PE/hR0kh0
めちゃくちゃ綺麗だね!それ!
常念か!めっちゃ近くだから今度行ってみようかな。

では、そろそろ寝ます。
見てくれた人、ありがとう。

また、山で会いましょう。




66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:00:27.88 ID:RYVB48580
いい話!ありがとう!




65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 03:00:15.59 ID:2rXBkamq0
おやすみー

また山で




http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1361457096/


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