かるかんタイムズ

冬の猛威に備える　豪雪から１年（下）
http://www.nnn.co.jp/news/111210/20111210005.html

日本の豪雪地帯


鳥取県米子市尾高の城園ハイツ地区は約１２０世帯が軒を連ねる。
ことし元日の朝、ほとんどの住民が一斉に繰り出し、大規模な「雪かき作戦」が始まった。

自治会長の増本勲さん（70）が電話連絡網で呼び掛けた。
碁盤の目のような通りに積もった雪を端に寄せると、「緊急車両が入れるようになった」と市役所に連絡。
すべて自主行動だった。

「コミュニティーがなければ参加する人は少なかっただろう」と増本さん。
地区では年２回の防災訓練に加え、絆を深めるためカラオケや囲碁などの寄り合いも。
自治会加入率は１００％。要援護者も把握している。

今月４日の班長会議で、住民皆が除雪に協力することを申し合わせ、
停電した場合は一人暮らしの高齢者の安否を真っ先に確認することも確認した。

増本さんは「地域は自分たちの手で守る。災害時は一人も見逃しません」と話す。